私はオール電化の家に住んで7年になりました。
以前住んでた家は煮炊きと給湯はガス、エアコンは電気、暖房は灯油を使っていました。真冬と真夏は光熱費は3万円くらいでした。灯油をいちいち入れるのも面倒くさいし、ガスは高いし、家を建てるならシンプルにエネルギーはひとつだけにしたい、つまり電気だけにしたいと強く思うようになりました。で、7年前に家を建てるときに思い切ってエネルギーは電気だけのオール電化の家にしました。
結論から言いますと以前の家にくらべて光熱費は格段に下がりました。平均して半分以下になりました。各部屋全てにエアコンがあり夏は冷房、冬は暖房として使っています。一階の部屋は居間、和室、家事室、食堂に全て床暖房をつけキッチンと脱衣所には足元暖房を入れました。もちろんすべて電気です。これでも光熱費は平均して半分に減りました。だからオール電化にして正解でした。とても満足しています。
我が家がオール電化にしたときはまだ公的補助金がでていました。金額は40万円ほどでした。この40万円の存在はとても大きく我が家をオール電化にしたきっかけでもあります。もう今ではなくなってしまった制度ですが残念なことです。あの40万円の後押しでオール電化の家を立てた人はとても多かったはずです。
IHのキッチンはとても楽チンです。それはなんたってガスの時のようなレンジ磨きがないからです。IHクッキングヒーターは平面のテーブルのようなものなのでたとえ吹きこぼれたとしてもまるでテーブルを拭くようにささっと拭けばいいだけなのですから。これは主婦にとっては画期的な大変革です。IHの欠点としては表面がわりあい傷つきやすいということでしょうか。しかし温度調節もしやすいですし、ほっておいてもっ時間で切れるので火事の心配はあまりありません。
先日はじめて大きな停電を経験しました。約一時間くらい停電したときのことです。ちょうど夕方で夕食を作ろうと思っていたのですが、そう、エネルギーがすべて電気の場合停電は困るのです。何もできないのです。おまけにお風呂も電気ですから当然はいれません。停電になるともうお手上げ状態になることがよくわかりました。しかしあんな停電は今時そうはないのでまああまり心配はしていませんが。
わたしはシニア世代こそオール電化にするべきだと思います。実家では母がひとりで暮らしていますが一番心配なのが火事です。母は煮物が好きでよく作るのですが火の消し忘れで鍋を焦がすことがしょっちゅうあるのです。でもIHだったら時間がくれば消えるので消し忘れても火事になることはありません。またガスなどと違って炎が燃えないので引火の心配もありません。これから日本はますます高齢化時代になっていきますがシニア世代こそオール電化をお勧めします。