我が家の家族構成と事情

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我が家と同じ敷地内には舅姑のすむ母屋があります。我が家は単身赴任中の夫と県外の学校に行ってる娘がいます。夫は週末帰ってきますが娘はたまにしか帰ってきません。普段は舅姑の面倒は長男の嫁であるわたしがみています。夫には姉がふたりおり長女は近くの町に住み次女は東京でくらしています。舅姑が入院とかしたときは姉たちに連絡しますが母親と娘たちの仲が悪くあまりふたりとも実家には寄り付きません。

舅の介護のはじまり

数年前舅は前立腺ガンになりました。地元の大学病院に通院しています。86歳という高齢のため手術はせず注射と薬でホルモン治療をしています。舅は長年専業農家で農業を営んできました。長年の重労働のため腰がまがり膝も悪く整形外科に通院していますが高齢のため症状はよくなりません。家の中では這っています。外では杖を二本ついて歩行しています。しかし畑へ行くときは軽トラックを運転していきます。車を運転するほうが歩くことより体が楽なようです。

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姑の介護のはじまり

姑も長年の農業の重労働のため腰が曲がっています。目も何度か手術をしました。しかし姑で一番問題になってるのは認知症です。姑はもともとヒステリー性格なのですがそれに虚言癖が加わりやっかいなことになっています。根も葉もない話を作り上げて他人を攻撃するのです。また電話魔でもあり虚言を親戚などに電話して言います。さらに電話がくると他人でも質問されたことはなんでも話、夫の生年月日、郵便局の預金の残高なども答えてしまいます。

介護の相談とけあマネージャー

困り果てたわたしは市にまず電話で相談しました。市の福祉課はさっそくケアマネージャーを紹介してくれ細かいことを相談するようアドバイスしてくれました。そのケアマネージャーさんが介護保険の使い方などを丁寧に教えてくださり舅姑にもわかりやすく優しく説明してくれました。たまたまそのケアマネージャーさんは舅姑がよく行く病院の元看護婦さんだったので信頼しやすかったようでした。

介護保険への抵抗

舅姑は介護保険をつかって介護サービスを受けるということに最初とても抵抗感があったようです。「お国のお金を自分たちのために使ってもらっては申し訳ない」という昔かたぎの気持ちと近所への世間体もあったようです。実はこの世間体というのがもっとも大きな抵抗のようにわたしには見受けられました。こんなことをしてもらっては恥ずかしい、ヘルパーさんに来てもらって掃除してない家を見られるのがみっともないなどでした。

介護認定

介護認定の手順は増まず市役所の福祉課に介護申請書を提出します。つぎにかかりつけの医者で受診しお医師に介護申請の意見書を書いていただきます。この医師の意見書が重要なようです。そして市役所の福祉課から介護認定員が派遣され本人と面接し介護の状態を認定します。具体的には本人と各項目について話をしたり身体的行動を観察して介護の度合いを測ります。この認定員の意見書も加えられ最終的に二つの意見書を合わせて市役所で介護認定の会議で介護の度合いを認定します。

舅介護1姑要支援2

結局舅は介護1、姑は要支援2と認定されました。今は週二回ヘルパーさんに訪問してもらい掃除せんたく食事作りなどをしてもらっています。さらに舅が通院の時は嫁のわたしが付き添っていくのですがいったん家にもどってまた仕事に出かけるのも面倒なので今では帰りは介護タクシーにきてもらって舅を家まで送ってもらっています。いまのところはこんなかんじで介護保険料もつきに4000円くらいなのでほとんど金銭的負担はかかりませんがこれから年々負担が増すのは必至です。

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