競売物件でアパートを買いました

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10年前に競売物件で大学生用アパートを買いました。信州大学から500メートルのところにある2棟8世帯の学生用アパートです。4世帯が入居中でした。このアパートを競売で落札したのが3月実際に登記したのが3月半ばでした。買った時は知らなかったのですがこの大学ではアパートは登録制で登録されたアパートのみ学生に紹介されるのでした。とうぜんこのアパートは登録なんかしてません。なのに4世帯のうち2世帯が卒業で3月末には引っ越す予定だったのです。

入居者募集

困りました。すでに大学への登録は終わっていて大学が新入生に配るアパート紹介の冊子には我がアパートはのってるわけありません。今思うと火事場の馬鹿力とはこのことだったのでしょう。入居募集の最後のチャンスは後期日程での合格者の新入生でした。しかし後期日程でアパートを借りる学生は例年30人くらいという狭き門。後期日程の入学手続きの日に大学近くに立ち我がアパートのチラシを配り「すぐ近くですから」と強引に案内しました。奇跡的にこれで6人が入居してくれました。満室です。

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現在の入居者募集は

大学のアパート斡旋のシステムが大幅に変わり以前のようにアパートの大家が直接学生を勧誘することは禁止されました。大学の生協が不動産の資格をとり大家は生協にアパートを登録し生協が学生に斡旋するという形になりました。したがってアパートの家主は問い合わせがあったら室内を案内するということになっています。手数料は大学が取ります。その後の管理など一切はしません。

アパート経営の競売物件

今回のこのアパートの競売物件は特別売却の競売物件でした。特別売却の競売物件というのは今まで何度か競売物件として掲載されていた物件で落札されなかった物件を買受可能額以上の価額で一番早く買い受けの申出をした人に売却するという売却方法です。たしか一万円ちょっと上乗せそただけだったように記憶しています。四千万円くらいだったように記憶してます。

アパートローン

もろもろ合わせて四千五百万円ほどローンを組みました。五百万は会社の社員融資でかりて残りは地元の銀行でかりました。地元の第一地銀である銀行の融資係りは最初かなりこの融資に対して難色を示していました。ありったけの資産を提示させられ保証会社をつけるということで融資が受けられました。それと火災保険を一括払いで払わせられました。これは火災保険料がお安くなったのでかえってよかったと思ってます。

ローン返済額

アパートローンは20年で組みました。月々の返済額は16万円ほどです。満室が7年ほど続いたのですが昨今の少子化のあおりを受けて大学では学生の募集人員を毎年減らしています。これは学生アパート経営にとってはとてつもなく困ることです。学生は新しいアパートに流れていきます。でもこちらのアパートは毎年毎年古くなっていきます。最初4万円で貸してたアパートの家賃を3万円まで下げましたが今年は2室空いてしまいました。

アパート経営

アパート経営はお金がかかります。数年に一度は改装をしなくてはなりません。いままでに大掛かりな改装としては和室のフローリング化です。個人的には和室のほうが暖かくて音も階下に響きにくいと思いますが学生の指向がフローリングなのでいたしかたなくしました。後は屋根の修理と壁の塗り替えもしました。また退去の度にいろいろ不具合がでてきて直したりしています。結論として儲かっているのかいないのかよくわかりません。

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