オリオン座流星群の2009年は10月にピークに出現します
オリオン座は夜の11時時ごろ、東の空から昇り、時間が経つにつれて南へと移っていきます。探すポイントは、お腹にある3つの星(三ツ星)、左上の赤い1等星(ベテルギウス)、右下の青白い1等星(リゲル)です。オリオン座はちょうど、リボンのような形をしていて、わりあい素人にも見つけやすい星座です。2009年のオリオン座流星群の出現のピークは10月19日です。
流星は、宇宙に漂うチリが地球にぶつかるときに発光する現象だといわれています。その中でも毎年決まった同じ時期に現れる流れ星群を流星群といいます。この流星群の名前は、流星が流れてくる方向に見える星座の名前が使われることが多いようです。
流星と火球の違いはなんでしょうか。流星とは砂粒ほどの小さなチリが地球の大気圏に飛び込み、大気との摩擦熱によって高温になり発光する現象です。そのなかでも特に明るいものは「火球」と呼ばれています。またこの流星の流れた後にすーっと白い痕が残りことがあります。この痕を「痕」といいます。この痕は長いもので数分も残るものもあります。
オリオン座流星群はハレー彗星が母天体の流星群です。流星はおよそ1時間当り10個程度が出現します。流星の速度は速く、平均光度は2等級と比較的明るく、長lく痕を残すものが多いとされています。2006年と2007年には多くの流星痕が出現しました。今年はそれほどではないようですが天気も良いので多く見られることが期待されています。ただ月が半月なので少し明るすぎるかもしれません。