二つのテニスクラブに入ってはや20年。テニスクラブでの正しい生き方を伝授いたします。
テニスクラブにはふたつのタイプがあると思います。各地にあるクラブとスクールを併設した一般的な日常的テニスクラブ。もうひとつはリゾートにあるメンバーが遠方から週末などにプレイしにくる非日常てにすくらぶ。わたしはこのふたつのテニスクラブで過ごして思いおこせばもう20年以上の年月がたちました。この20の間クラブ生活ではさまざまなことを見聞きし体験してきました。テニスクラブとはテニスをプレイするだけではなく社会の縮図でありまた特殊な世界でもあります。
全国各地の市街地にある一般的ナテニスクラブは昨今会員は減る傾向にあります。過去のテニスブームの時代は入会金は何百万もしたことがありますが今は昔。入会金は下がる一方で各クラブは会員集めにやっきです。バブル時代までは転勤族の奥様が転勤の先々でテニスクラブに入会したものですが今は公共のコートでテニススクールで知り合った仲間たちと安いコート代でテニスをすることが多くなりました。
テニスクラブでの人間関係の基本はもちろんテニスの実力です。テニスの上手い人が偉く威張っていて下手な人は控えめに周りを伺った行動がベストでしょう。テニスが下手のなにでしゃばった行動を取ると古参会員から嫌われてしまいます。嫌われるということはプレイがやりにくくなるということです。新しくどこかのクラブの会員になったなら大げさなくらい古参会員にはへつらいましょう。逆襲するのはあなたが古参会員に勝ってからでも遅くはありません。しかしテニスクラブでもっとも大切なのはテニスのマナーを守ることです。テニスのマナーが悪い人はどんなに上手くても他の会員から疎まれだんだん避けられていきます。やはり基本はのマナーです。
テニスクラブの特徴としては必ず男女関係のどろどろがあるということです。テニスは唯一男性と女性が一緒にプレイするスポーツです。そこに恋愛感情が生まれないわけはありません。しかしこれは必ず発覚してしまうものなのです。もちろん噂にもなります。しかしこれもテニスが上手ければ面と向かって非難されることもないでしょう。何をするにもテニスは実力の世界なのです。
テニスクラブのコーチはある意味ホストクラブのホストと同じ役割をします。メンバー(お客さん)の相手をしてラケットやウェアーなどをじゃんじゃん買わせるのが役目です。またクラブのコーチはほとんどテニススクールの生徒さんや独身のクラブの会員と結婚します。テニスクラブやテニススクールはテニスコーチの結婚相談所の役割もはたします。しかし中には生徒さんや会員と恋愛禁止のクラブもあるようですがほとんどは大丈夫です。
バブルもはじけかつてのテニスブームも去り今テニスをしているテニス愛好家はほんとにテニスの好きな人たちです。ですからクラブやスクールに要求するものも高くなっておりグレードを上げていかないとテニスクラブも生き残ってはいけません。ですから今各地に生き残っているテニスクラブはそこそこのレベルのクラブなのでしょう。そこでテニスのマナーはもちろんのことクラブ会員としての掟もしっかり守り正しいテニス生活を楽しみましょう。