羽毛布団と綿布団

あなたは羽毛布団をどのように干していますか?お天気のいい日にベランダに一斉にたくさんの布団を干すのはとても気持ちのいいことですよね。お日様の下で敷き布団に掛け布団にそして羽毛布団。。。あれ?綿の布団と羽毛布団を同じように干してもいいのでしょうか。布団の中身が綿と鳥の毛とまるで違う素材だというのに。

羽毛布団の干し方

羽毛布団はもともとが水分の発散性や吸湿性に富んでいるため綿の布団のように度々干すひつようはあまりありません。ベストな干し方は風通しのよい日陰に一時間くらい干すことです。綿の布団のように何時間も干す必要はありません。長時間干したり高温で干すと羽が痛んでしまいます。ですから乾燥機で干す場合は乾燥温度が70度以下になるように注意しましょう。

羽毛布団の収納の仕方

羽毛布団は通気性のあるように収納しましょう。カバーをはずし埃や汚れを落とし通気性のある専用の袋やおおきな風呂敷で包みます。そのときに防虫剤も忘れずに入れておきましょう。今よく使われている布団圧縮袋は通気性がまったくないのでこれはお勧めできません。羽が痛んでしまいます。

羽毛布団をもっと暖かく

冬の寒い日は羽毛布団でも寒さを感じるときがありますよね。こんなときにお勧めの方法があります。羽毛布団をもっと暖かくするには布団の上に毛布や薄掛けなどを重ねます。そうすると体温と空気と羽で温められた空気が逃されることなく体を覆ってくれます。くれぐれも注意してもらいたいのはこの逆にしないでくださいということです。よく綿の布団のように羽毛布団の下に毛布を掛けている人がいますがこれはせっかくの羽毛布団の機能を台無しにしているだけです。

羽毛布団の洗濯の仕方

羽毛布団は家庭で洗濯することもできます。まず羽毛布団をじゃばらに小さく畳みます。そしてその上にのって足で布団の空気を抜きます。そして洗濯機に入れドライ用の洗剤を投入します。洗濯が終わったら必ず日陰に干しましょう。そしてじゅうぶんに乾いたら少しずつ羽をほぐしていきましょう。この時無理にほぐさないでください。コツとしては少しずつ空気を送り込むかんじです。

羽毛布団の仕立て直し

羽毛布団も綿の布団のように仕立て直しができます。工程も綿の布団と似たようなものです。まず長年使って古くなったり痛んだ羽毛を取り除きます。そして残った羽毛を洗濯殺菌します。その後新しい羽毛を補充します。最後に新しい布団生地を選び縫い直します。これでふかふかの羽毛の量が増した温かさが倍増された羽毛布団に再生されます。

羽毛布団の心地よさ

たぶん全国の多くの家庭では綿の布団より羽毛布団を使用しているのではないでしょうか。ここ10年くらいの羽毛布団の普及には眼をみはるものがあります。その驚異的な普及の原因としてはやはりなんといってもその暖かさと軽さではないでしょうか。いちど羽毛布団を使うともう綿布団の重さには戻れません。今やホテルのみならず多くの旅館でも寝具は羽毛布団となりました。これからますます増えることは必至でしょう。

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